特徴・おすすめ塗料、見分け方まで…金属系サイディングについて徹底解説

外壁塗装の疑問点

こんにちは。今日はサイディング材の中でも最近特にシェアが伸びている外壁材、金属系サイディングについてご紹介したいと思います。

日本国内の一戸建て住宅の外壁材で最もシェアが多いのが、窯業系サイディング。2位がモルタル外壁です。そして第3位が、今回のブログで取り上げさせていただく金属系サイディング！

窯業系サイディングについては以前のブログ「窯業系サイディングの特徴と施工事例のご紹介」、モルタルについては「モルタル外壁の特徴と施工事例のご紹介」でまとめておりますので、合わせてご覧くださいね。

それでは、金属系サイディングの特徴についてご紹介してまいります！
金属サイディングとは何か？そもそも塗装よりサイディング材を検討する理由は？など、現在外壁リフォームをご検討中の方は是非参考にしてください！

金属系サイディングとは

金属系サイディングとは、模様が付けられた金属板と断熱効果のある裏打ち材によって作られた外壁材です。

金属系サイディングの中にもさらに種類があり、表面の素材によって４つに分かれます。

・ガルバリウム鋼板

・塗装溶融亜鉛めっき鋼板

・アルミニウム合金塗装板

・ステンレス鋼板

この中でよく使用されているのが【ガルバリウム鋼板】です。ガルバリウム鋼板のサイディング材の特徴はとても硬くて丈夫！…しかしここで出てくる疑問が１つ。

「ガルバリウム鋼板とはいったい何なのか」

亜鉛やアルミニウムは理科の授業で出てきた気がしますが、ガルバリウムはあまり聞きませんよね。

ガルバリウムとは、アルミニウムを55％含んだめっき鋼板のこと。1972年にベスレヘム・スチール社というアメリカの製鋼会社が開発したそうですよ。亜鉛めっき鋼板よりも錆びにくい点が特長です。

金属系サイディングの特徴

・断熱性

断熱材と一体型になっているので、窯業系サイディングやモルタルに比べて断熱性が高くなっています。断熱性が高いと熱の移動が抑えられ、冷暖房費の節約・省エネにつながります。

・軽量

金属と聞くとなんとなく重そうな印象を受けますが、実はその逆！とても軽いんです。

軽いということは、建物への負担が少ないということ。そのため、耐震性に優れています。

また、既存の外壁に新たに金属系サイディングを上から張り付ける「重ね張り工法（カバー工法）」が可能なのも、軽いからゆえになせる技法になります。

金属系サイディングと他の外壁材との見分け方

やはり金属ならではの質感が特徴ですが、最近ではレンガ調やタイル調、木調柄もあり窯業系サイディングと見分けがつかない場合も…。

そんなときは目地をチェックしましょう！

目地のコーキング打ち替え中（窯業系サイディング）

目地がはっきりとわかる→窯業系サイディング

目地がまったくない→モルタル

目地はあるが目立たない→金属系サイディング

です！

金属系サイディングに塗装は必要？

金属系サイディングにも塗装によるメンテナンスは必要です。他の外壁材と同じようにチョーキング現象が見られたら塗膜の劣化が進行している合図です。既にチョーキングが発生している外壁のメンテナンスは、塗装しかありません。放っておくとお住まいがどんどん劣化していってしまうので、早めの外壁塗装をオススメします！

手に粉がつくチョーキング現象（写真は窯業系サイディング）

サビ　イメージ

また、塗膜が剥がれ、表面に傷がついてしまうとサビが発生します。特に白サビが見られた場合は、鋼板を保護しているめっき層が腐食しているということ。そのまま放置すると鋼板自体が腐食して赤いサビが見られるようになります。そうなる前に、白サビが見られた段階で外壁塗装をしましょう。

劣化が進んで外壁塗装ではメンテナンスが難しい場合は、先ほど少しご説明した重ね張り工法（カバー工法）で新たな外壁材を張り付けることで対応できます。
重ね張り工法(カバー工法)の場合、張り替えよりかも短い期間でリフォームすることもできますし、断熱性と遮音性が高まるメリットがございます。
コストも抑えることができますので、もし気になる方は営業担当スタッフまたはお問い合わせでご相談くださませ。