外壁に苔を生えさせない対策・防止策とは？

外壁塗装で失敗しないコツ

最近「外壁に苔やカビが付着しているのが目立って、汚く見える」なんてお困りごとを抱えている人はいませんか？それは、外壁に苔やカビが付着している＝外壁劣化のサインなんです！
そこで今回は「外壁に苔が生える原因や生えさせないための防止策」についてご紹介します！
外壁の苔が気になっていて、どうにかしたいとお悩みの方はぜひ最後までご覧ください！

外壁に苔が生える原因はなに？

そもそも何故外壁に苔が発生するのか？その主な原因について紹介します。

■風通しや日当たりが悪い

風通しや日当たりの悪い所は湿気が溜まり、苔が発生する原因となります。特に建物の南側の外壁や高い塀に囲まれた場所、隣家と密接している部分の外壁は苔が発生しやすい場所となり、注意が必要です。

■川や湖などの水場の近くに家がある

苔はジメジメした部分に生えるので、川や湖など湿度の高い場所は、苔が生える絶好の環境となります。

■樹木などの自然が多い場所に家がある

近くに森や林がある場合、風や雨、空気によって運ばれてきた胞子が外壁に付着し苔の発生の原因となる場合があります。

■外壁内部の断熱材が湿気ている

外壁材が経年劣化することで、含水率が高くなり外壁内部まで水が入ってしまい常に湿った状態になります。それが苔の生える原因となります。

苔の生えやすい外壁素材とは？

一般的に外壁に苔が生えやすい外壁材は「モルタル外壁」「壁面が凸凹している窯業系サイディングボード」「リシン仕上げ」と言われております。表面の凸凹やざらざらに苔の胞子と水分が付着し、繁殖しやすい環境となってしまいます。新築時に苔がなるべく発生しない外壁にしたい！と検討する場合、外壁面が凸凹しているデザインや素材を避けることをおすすめします。

外壁の苔が生えた時の対処方法とは？

ここでは、外壁に苔が付着している時の対処方法についてご紹介します。
部分的な汚れの場合は、雑巾やブラシ、刷毛に洗剤をつけて擦ることで落すことができます。しかし、広範囲・高所となった場合、時間もかかるし高所での作業は危険なので業者に頼むことをおすすめしております。
稀にご自身で家庭用高圧洗浄機を使い外壁を掃除したというお声も聞きますが、かえって外壁材を痛めてしまい劣化の原因となってしまいます。
安全に長く綺麗な外壁を保つためにも、外壁塗装と一緒に依頼しましょう！

外壁に苔が生えないよう防止する方法はあるの？

「じゃあ最初から外壁に苔が生えないようにすればいいじゃん！」と思う方も多いかと思います。そもそも外壁に苔を生えにくくするための方法をご紹介します。

①防藻・防カビ材が入った塗料で塗装する

防藻・防カビ材が含まれた塗料は、JIS規格によって定められた基準をテストしクリアした製品も出ており、安心してお使いいただくことができます。
外壁塗装の際に、このような製品で予め外壁に苔が付くのを予防するのも1つの方法です。

②光触媒塗料で塗装する

光触媒塗料とは、太陽を浴びることでセルフクリーニングしてくれる塗料のことを言います。付着した苔の胞子を浮かせ、雨が降った際に浮いた胞子や汚れを洗い流してくれることでカビや苔の発生を防いでくれる効果があります。

③月に1回程度外壁のお手入れをする

やわらかいタオルをお湯で濡らし、外壁を吹くことで外壁面の汚れを落とし苔の発生を防ぐことができます。45℃以上のお湯で苔やカビの元を死滅させることができます。しかし、自力でやる場合、手の届く範囲しかメンテナンスすることができません。家の外壁全体を掃除したい場合は、外壁塗装業者に頼むことをおすすめします。