家の外壁、破損してる？サイディング外壁の補修方法を解説！

外壁塗装で失敗しないコツ

今回のテーマは「サイディング外壁の破損や補修」について！

サイディングとは、パネル状の外壁材の一種で、窯業系と呼ばれるセメントなどで出来たものから、金属系、樹脂系、木質系と様々な素材で作られたサイディングがあります。

その中でも特に窯業系サイディングは、現在新築の約7割に使用されているといわれるほど主流になっており、サイディングでありながら、レンガ調やタイル調のものがあるなど豊富なバリエーションが人気を集めています。

サイディングは外壁材なので、もちろん一定の耐久性はありますが、外からの強い衝撃や経年劣化が原因で破損してしまうこともあります。
特に台風や地震などの天災が発生した場合や、築10年以上が経過している場合は要注意です。

では、サイディング外壁に破損があったら具体的にどのような危険があるのか、また、どのように対応したらいいのか解説していきます！

最後までお読みになって、もしもの時用に備えてくださいね。

サイディングが破損しているとこんなリスクが…

サイディングの破損と一口に言っても、ひび、反り、割れ…と様々な破損があります。また、サイディング材同士の間を埋めるコーキング(目地)のひび割れもよくある劣化症状です。

破損などの劣化症状を放置しておくと、外壁内部や建物の基礎部分に水分が入り込むようになります。
水分はカビの発生や腐食・雨漏りを引き起こす原因になる、外壁の敵です！！最悪の場合、建物内部の躯体が腐ってしまい住めない建物になってしまいます。

始めは小さなひびでも、放置すると大きな破損になっていくので、早いうちの補修がおすすめです。大きな破損になると、補修費用も高額になってしまいます。

次は、具体的にどのような補修方法があるか見てみましょう。

サイディング外壁の補修方法を解説

■サイディングの部分補修

Before

After

軽度の破損の場合は、部分補修で対処できることもあります。
例えば、上の写真のように、軽度のひび割れなら補修材でひび割れ部分を埋め、その上から塗装するという部分補修ができます。
外壁の反りも軽度であれば、ビスを打つ部分補修で改善できる場合があります。

■サイディングの一部張替え

部分補修では改善できない、重度のひび割れや反り、そして外壁が割れてしまった場合はサイディングの一部張替えで補修します。
しかし、年数が経っていると既存のサイディング材が廃番になっており、一部だけ別の色や柄に…という可能性も。とはいえ、全体の張替えは高額になるので悩みどころ。
こうならないためにも、部分補修で済むうちに対処することが重要になってきます！

また、破損部分の大きさによっては、全面張替えになることもありますので、一度、外壁専門業者に相談することをおすすめします。
サイディングの全面張り替えについてはこちらの記事でも詳しく書いています！ぜひお読みください。

■コーキング補修

目地のコーキング部分がひび割れしてきたら、打ち替えまたは増し打ちの補修が必要です。
打ち替えは劣化したコーキングを取り除いたのちに新しいコーキング材を充填するため、傷んだ部分をしっかり取り除けます。
増し打ちは、劣化したコーキングの上に、新しいコーキング材を塗り重ねる方法なため、劣化が軽度な場合しかできませんが、作業の手間が少ない分、費用は安く済みます。