目次
「外壁が汚れてきた」「外壁にひび割れを見つけた」などとの理由で外壁塗装を検討し始める方は多くいらっしゃると思いますが、”屋根の塗装”について考えたことがある方は少ないのではないでしょうか?
【屋根塗装は意味ない】とネットではちらほら見かけますが、屋根は外壁と同じようにお家を守る大切な存在。外壁と同じように汚れ、劣化するので、メンテナンスは必要不可欠なのです。
今回は、そんな見落としがちな屋根塗装についてご紹介いたします。
屋根塗装って本当に必要なのか?と思われた方に、わかりやすく解説していきたいと思います。外壁塗装を検討中の方は、この記事を読んで屋根塗装も是非一緒に考えてみてください。
屋根塗装は必要か?必要ない?
結論から申し上げると屋根塗装は、ある程度年数が経っている戸建ての場合は「絶対必要」です!
外壁が約10~15年で塗装が必要なのに対して、屋根塗装は8年ほど経過したタイミングが目安と言われております。
太陽からの紫外線や雨風を直接的に受ける屋根は、外壁よりも早く劣化が進んでしまうため、目安の期間も短くなっているのです。
屋根は家を守るための重要な部分なので、メンテナンス工事である塗装は必ず必要になります。
しかし、以下に該当する場合は屋根塗装の必要はありません。
①粘土瓦(ゆうやく瓦・いぶし瓦)
粘土瓦は、高い耐久性と防水性を持っているのでメンテナンスの必要はありません。
②既に劣化が進んでおり、塗装ではメンテナンスしきれない屋根
経年劣化等ですで屋根材の破損などが進んでいる屋根に関しては、屋根塗装の意味がなくリフォームを推奨しております。
また、1996年~2008年頃に流行したノンアスベスト屋根材(パミール)については、屋根材自体の脆弱性が懸念されており、塗装ではなくカバー工法を推奨しております。
さくら外壁塗装店にも何度かご相談を受けており、カバー工法で新しい屋根へとリフォームをした事例もございます。
屋根塗装をしないと起こりうる現象やリスク
屋根塗装は意味がないと言うが、じゃあ実際屋根塗装をしないとどうなってしまうのでしょうか?
屋根塗装の目安である約8年が経った屋根は、水を含みやすくなったり、汚れやすくなったりと、その保護機能が段々と低下していきます。そして屋根材が劣化し、脆くなっていきます。
そのため以下のような現象やリスクが発生します。
屋根材の劣化やけがのリスク
脆くなった屋根材は雨風で飛ばされやすくなるため、破損・落下し家族や通行人にケガをさせてしまう可能性があります。最近の屋根材は重たいものは少ないので、大きな事故には繋がりにくいですが、それでも高い場所から物が落ちてくるので、油断はできません。
通行人にケガをさせてしまった場合は、通院費用や御見舞金などを支払わなければならなくなります。火災保険等で対応することもできますが、「屋根の劣化が進んでいるのを知っていたのに補修をしなかった」と見なされる場合は、保険が下りない可能性もあります。
雨漏りや建物寿命の低下とリスク
屋根材が痛むと、そこから雨水が屋根に入ってしまい、雨漏りの原因となってしまいます。屋根材の下には通常防水シートが張られているため、屋根材が取れるとすぐ雨漏りになるかというとそこまでではありません。
しかし、板状の屋根材と違い、防水シートの耐久性は高くないため、雨漏りに繋がるのも時間の問題です。また雨漏りはただ室内を濡らすだけでなく、住宅の躯体や壁内に湿気を滞留させるため、建物全体の劣化へと繋がってしまいます。建物寿命を低下させることにも繋がってしまうため、早急に対応する必要があります。
屋根材の色褪せや汚れによる美観の低下
屋根材は劣化すると、本来の色が失われて、色褪せが生じてきます。黒や紺などの濃い色の屋根材の色が薄くなっていくと、家全体の締まりが無くなり、建物の美観を大きく損ねる原因になってしまいます。
また汚れやコケなども発生しやすくなり、お世辞にも綺麗な家とは言えない状況になってしまいます。見た目だけの問題とは言え、ご近所や待ちゆく人に悪い印象を与えるのは、避けるべきかと思います。
お家の屋根は大丈夫?劣化具合をチェック
では実際にお住まいの屋根はどうなっているのか、こんな症状は出ていないかをチェックしてみましょう!
また、屋根は直接確認するのがとても難しい場所になります。直接屋根の上に登って確認するのは危険なので、確認する際は下屋根(1階部分の屋根)を2階の屋根から確認するか、家の外の高い位置から双眼鏡などで見て確認しましょう。
【屋根の劣化具合チェック】
✓色褪せが発生している
✓コケやカビが発生している
✓屋根の板が反っている
✓ひび割れが発生している
✓塗膜が剥がれている
✓サビが発生している
1つでも当てはまっていたら、劣化が進んでいるサインです。屋根塗装をご検討ください。
屋根のリフォーム方法とは?
ここまで屋根塗装は必要!というお話をしてきましたが、他にも屋根の耐候性を上げる方法はあります。それが、【カバー工法】と【葺き替え】です。それぞれのリフォーム方法に特徴がありますので、ご紹介します。
リフォーム方法は、既存の屋根によっては向き不向きがある場合がありますので、是非それぞれご検討ください!
屋根塗装
屋根用塗料を屋根に塗装するリフォーム方法。3つのリフォームの中では、一番費用を抑えることができます。
カバー工法
既存の屋根の上から、新しい屋根材を被せるリフォーム方法です。
古い屋根を剥がし処分する手間が省けるので、費用と工期を短縮することができます。また今と屋根の形状が変わるので、お家のデザインを大きく変更したい方にもおすすめです。
葺き替え
古い屋根材を全て撤去し、新しい屋根材を取り付けるリフォーム方法。
劣化が進み雨漏りなどが既に起こっている屋根にオススメのリフォーム方法です。また瓦屋根など重たい屋根材で、カバー工法ができない場合なども葺き替えが推奨されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?屋根はお住まいを守るためにも、定期的なメンテナンスが必要です。外壁塗装をした後に屋根塗装を行うとなると、足場代が2倍かかってしまい費用がどうしても高くなってします。是非外壁塗装と一緒に屋根塗装も行い、長く安全なお住まいにしませんか?
さくら外壁塗装店では、現場調査・お見積りの作成を無料で行っております。お気軽にご相談ください!
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