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さくら外壁塗装の外壁塗装コラム

外壁の塗装が白くなる「チョーキング」の原因や放置リスク、補修費用など徹底解説!

2023年12月18日更新  2023年12月18日公開

外壁塗装 チョーキング

家の外壁に触れた際、指に色が付いて驚く人もいるかもしれません。

これは「チョーキング」と呼ばれるもので、外壁の劣化を表すサインです。そのまま放置してしまうと、家の寿命を縮める恐れがあります。

そこで今回は、チョーキングの原因や確認方法、対策法についてまとめてみました。

 

 

チョーキングとは?なぜ起こるの?

外壁塗装 疑問

チョーキングとは、指で触った際に外壁の表面にチョークのような白い粉がつくことを指します。白い粉は、塗料に含まれている合成樹脂が分解されたものです。

チョーキングが起こる原因として、以下の2つが挙げられます。

 

・経年劣化によるもの

・工事をする際の施工不良によるもの

 

それぞれ見ていきましょう。

 

 

経年劣化によるもの

チョーキングの原因は大半が経年劣化によるものです。

太陽光からの熱や紫外線、雨風にさらされ続ける外壁は、どうしても建築から年数が経つと傷んでしまいます。そのため、特に紫外線の影響を受けやすい場所でチョーキングは起こりやすいでしょう。

そもそも外壁に塗装をする際、粉末状のものに合成樹脂と添加剤を加え、水もしくはシンナーで薄めたものを使用します。

外壁の劣化が進み、粉末成分のみが浮き出てくることでチョーキング現象は起きてしまいます。

 

 

塗装をする際の施工不良によるもの

経年劣化のほかに、塗装をする際の施工不良も原因として考えられます。新築して間もないにもかかわらずチョーキングが起きた際は、施工不良の可能性が高いでしょう。

施工不良の代表例として、主に次の3つが挙げられます。

 

・塗料の調合不良・塗装不足

・高圧洗浄の手順ミス

・立地環境に適していない塗料の使用

 

施工不良によって、劣化スピードが速まるケースは少なくありません。もしメーカーの保証期間内にも関わらずチョーキングが現れている場合は、早急に塗装業者に相談しましょう。

 

 

チョーキングを見極めるポイント

インスペクション

外壁を触って何かしらの色がついたとしても、必ずしもチョーキングが発生しているとは限りません。汚れやほこりの可能性も考えられるため、下記の2つのポイントを意識しながら見極めるようにしましょう。

 

 

指で触った時に白い粉がつくかどうか

基本的に指で触った際にチョークのような白い粉である場合、チョーキングだと判断してよいでしょう。

また、白い粉まではいかないとしても壁の色がうっすらと指につくケースもあるかもしれません。これも外壁の経年劣化の兆候であり、外壁塗装の検討をし始めるタイミングです。

とはいえ、劣化の際にチョーキングが起こらない外壁材も存在します。素人では判断がつきにくいケースもあるため、チョーキングかどうか判断ができず心配な場合は、専門知識のある業者にしっかりと判断してもらいましょう。

 

 

雨水で変色するかどうか

外壁が雨水に濡れたときに変色する場合、チョーキングが起きている可能性が高くなります。

塗料に備わっている防水機能の効果が薄れてきているという現れでもあり、そのまま放置してしまうと雨漏りの原因になりかねません。早急に外壁塗装で補修を行うようにしましょう。

 

 

チョーキングの放置は危険が伴う

一度チョーキングが起こった場合、自然に直ることはありません。そのため、チョーキングの状態は放っておくと劣化が進んでしまい、外壁塗装工事だけでは済まない状態まで傷んでしまいます。

例えば、外壁のひび割れや水漏れ、雨水の吸収によるカビの発生なども起こる可能性が高まるでしょう。

また、チョーキングの放置期間が長くなると、塗装が剥がれる恐れも出てきます。そうなると、外壁の下地材が露出してしまい、紫外線や雨水が直接当たることになるでしょう。

劣化スピードが急激に進んでしまい、建物を支える骨組みにまで影響を及ぼしかねません。ここまでくると外壁塗装では対処できないため、大掛かりな修繕が必要となります。それに伴い費用は大幅に膨れ上がるでしょう。

 

このようなことから、チョーキングが現れているにもかかわらず「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにするのは危険です。チョーキングに気づいた段階で、業者に相談して確認してもらうようにしましょう。

 

 

チョーキングの補修方法とは?DIYは可能?

外壁塗装

チョーキングは、高圧洗浄などで外壁を水洗いするだけでは解決しません。チョーキングはそもそも汚れではなく、外壁の痛みの第一歩です。たとえ水洗いをしたとしても、数日経つとまた手に色がつく状態に戻ってしまうでしょう。

チョーキングが起きた場合、外壁を塗装しない限り補修はできません。補修は以下のような流れで行われます

 

1.洗浄作業

2.下塗り

3.上塗り

 

はじめに、外壁に高圧洗浄を行ってチョーキングを洗い流していきます。この作業を行わないと上塗り材の密着度が弱まるほか、チョーキングが再発しやすくなる恐れがあります。また、高圧洗浄の水圧が強すぎてしまうと外壁を傷つけかねません。そのため、作業の際には注意が必要となります。

 

きれいに洗い流しおわったあとは、下塗り材を塗装していきます。この際、ひび割れなどがある場合は補修作業も同時に行うことになるでしょう。次に行う上塗りをする塗料を十分に密着させるためにも、下塗りも丁寧に行わなくてはなりません。

 

最後に、上塗り材を塗装していきます。塗料の種類は多岐にわたり、それぞれ耐用年数や性能が異なります。建物が建っている環境もふまえて、適切な塗料を選ぶことが大切です。

 

 

DIYで外壁塗装をするのはおすすめしない

外壁塗装を検討する際に、「費用を抑えたいから自分でDIYをしたい」と考える人もいるかもしれません。

 

外壁全ての塗装が必要となるため、高所作業が伴います。転落の恐れがあることから、素人が塗装するとなると大変危険です。というのも、業者はしっかりと訓練を受けたうえで、足場を組み作業を行います。素人が脚立などで塗装をするのは危険なため、やらないようにしましょう。

 

また、塗装を失敗するリスクも高まります。業者は正しい知識を有しているため、チョーキングの状態を見極め、適切な手順で補修を行っていきます。知識があまりない状態で塗装を行って失敗したとなれば、コストや時間を無駄にすることになるでしょう。

チョーキングの補修を目的とした外壁塗装は、しっかりと業者に任せるのがおすすめです。

 

 

費用の相場とは?

不動産とお金

費用の相場は、30坪の住宅で総額が70〜100万円程度です。住宅の構造や塗料の種類、業者によって価格は変動します。また、ひび割れなどのトラブルがあれば、その分補修費用として加算されるでしょう。

 

一般的に外壁塗装には、シリコン塗料やフッ素塗料などが使用されます。シリコン塗料のほうが安価ではありますが、耐用年数が13~15年と短めです。

一方でフッ素塗料の価格は高いものの、耐用年数は12~20年と長くなります。紫外線に強く丈夫であるため、チョーキングなどのトラブルが発生するまで長持ちが期待できるでしょう。

また、塗料選びの際は、クリヤ塗装を検討するのもひとつの手です。というのも、そもそもチョーキングの原因は、粉末が含まれる成分が劣化症状として表面に出てくるものでした。この成分を使用しない透明の塗料を塗ることで、チョーキングが防止できます。

 

クリヤ塗装は透明の塗料を塗るため、家の雰囲気を変えず補修が可能です。また、比較的工事期間が短いことがメリットといえるでしょう。とはいえ、外壁の劣化が進んでいる場合は、クリヤ塗装を行えないケースもあるため注意が必要です。

 

 

外壁業者に相談し工事を実施してもらおう

さくら外壁塗装での約束

業者を選ぶ際は、必ず複数社に見積もりを取ることが大切となります。というのも、適切な塗料や費用の相場観を知らずに決めてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔する恐れがあるためです。

 

また、外壁材の劣化症状であるチョーキングは外壁塗装が必須です。業者の中には、それを利用して契約を急かしてきたり、高額請求をしてきたりする悪徳業者も存在します。

チョーキングが起きたとしても、すぐに家が壊れるわけではありません。信頼できる業者であるかどうか十分に見極めるようにしましょう。

 

 

まとめ

ミニひまわりと青い家

今回の記事では、チョーキングの原因や見極め方、補修方法についてお伝えしました。

 

チョーキングは外壁材の劣化症状のサインのひとつです。放置してしまうと、劣化スピードを速めてしまうほか、取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。

とはいえ、なかなか自分ではチョーキングかどうか判断がつきにくいかもしれません。その場合は、専門の塗装業者に外壁を確認してもらうことをおすすめします。そのうえで、適切な補修方法を提案してもらうようにしましょう。

 

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