【現場レポート】ALC外壁の中塗り塗装に密着！

外壁塗装の施工事例

こんにちは。今日はお久しぶりの現場レポートをお届けします！
現場レポートでご紹介するのは初、ALC外壁の塗装現場です。

最近の一戸建ての外壁によく用いられるALC外壁。名前は聞いたことあるでしょうか？
サイディングボードの中で、モルタルと並び耳にするのがALC外壁。
そんなALC外壁の塗装現場の中塗りの日にお邪魔しました。それでは早速レポートしていきます！

まず、下塗りが終わった段階のALC外壁をご覧ください。

この見た目、なんとなくモルタル外壁に似ていませんか？一瞬モルタルと勘違いしてしまいそうですが、違いは目地の有無にあります。

モルタル外壁は、塗り仕上げなのに比べALC外壁はコーキングを打ちますのでどうしても目地ができます。

ALCとは、1920年代中ごろにスウェーデンで開発された軽量気泡コンクリート建材です。

Autoclaved Lightweight aerated Concrete（高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート）の頭文字をとってALCといいます。

珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし、180℃の高温と10気圧の高圧蒸気の中で養生することで作られます。内部に細かな気泡が入っており、この気泡のおかげで軽量になり断熱性も高いのが特徴です。

窯業系サイディングと同じようにパネルの形をしているので、パネルとパネルの間に目地ができます。モルタル外壁には目地がないので、一瞬モルタルに思えても、目地があればそれはALC外壁です。目地には窯業系サイディングと同じようにコーキングを打ちます。

コンクリートなので不燃性もあり耐久性も申し分ないALCパネルですが、無数の気泡があるおかげで吸水性が高いという側面もあります。吸水性が高いということは、表面の塗膜に劣化が起きると、内部に水が染みこみ、雨漏りの原因や補強のために入っている鉄筋やスチール製の金網が錆びてしまうことも…。定期的な外壁塗装が欠かせないんですよ。

少し話がそれてしまいましたが、現場レポートに戻りましょう。
今回ご依頼いただいたN様は、ALC外壁を白から黒への塗り替えをご希望でした。