ご自身でできる！外壁の劣化症状のチェックポイント

外壁塗装の疑問点

いつも何となく見ている家の外観。ご自宅の外壁の状態をチェックしたことはありますか？

室内のお掃除は習慣的にしていても、家の外のお掃除までは手が回っていない方も多いかと思います。この機会に外壁に劣化や汚れがみられないかチェックしてみるだけでも、ご自宅の現在の状況が把握できておすすめです。自分では大丈夫だと思っていても、もしかしたらメンテナンスのサインが出ているかもしれませんよ。このブログを読んだら、一度チェックしてみましょう！

そこで今回のイエソトリフォームブログでは、ご自身で確認できる外壁の劣化のチェックポイントについてお伝えします。

中には、業者に頼まなくても、ご自身できれいにできるポイントもあるので要チェックです！

ポイント①コケ・カビ・藻・黒ずみ

外壁（サイディング）についたコケやカビ、黒ずみなどの汚れは、初期の段階であれば台所用の中性洗剤で落とすことが可能です。柔らかいスポンジにぬるま湯で薄めた中性洗剤をつけ、汚れの箇所をこすります。外壁を傷つけないように、あまり強くこすらないことが肝心です。汚れを落とした後は、水でしっかり洗い流してください。

それでも落ちない場合は、ホームセンターなどで販売されている家庭用の洗剤を使ってみましょう。

（ただし、あまりひどい汚れでなくても、2階などの高所の汚れをご自身で落とすのは大変危険です。高所の汚れ落としは専門の業者に依頼してくださいね。）

それでもまだ残る頑固なコケやカビは、DIYで除去するのは難しいといえるでしょう。特に広範囲にコケやカビが見られる場合は、外壁（サイディング）の劣化が進んでいるサインです。塗料に含まれている防水機能が落ちている可能性がありますので、そろそろメンテナンスの時期ですよ。

外壁塗装の前には高圧洗浄でコケや藻をしっかり落としますので安心です。

高圧洗浄前

高圧洗浄・中塗り後

ポイント②変色・退色

外壁が色褪せていたり、変色している場合は塗膜が劣化しているサインです。全体的に退色している場合は気づきにくいかもしれませんが、もしも壁際に物置などを設置されている場合は一度移動させてみましょう。もしかしたら物置の後ろの外壁部分と他の部分で少し色が変わっているかもしれませんよ。

物置移動前

物置移動後

残念ながら色褪せについては、汚れと異なり清掃では取り除くことができません。元の色に戻すには、外壁塗装で改めて新しい塗料を塗る必要があります。築10年以上経ち、ご自身でも「色褪せてきたな…」と感じられる場合は外壁塗装を検討されることをおすすめいたします。

ポイント③チョーキング

外壁を手で触ったときに、壁と同じ色の粉が手につくことはありませんか。これはチョーキングと言われる劣化のサインです。紫外線・熱・水分・風などにより塗装面の樹脂が劣化し、塗料の色成分である顔料がチョークのような粉状になって現れます。

チョーキングが進行すると、塗膜の防水機能が低下します。チョーキングが見られたら、塗装の検討時期と思って良いでしょう。

ちなみにチョーキングが激しいほど、変色や退色が目立つ傾向にあります。

ポイント④ひび割れ（クラック）

クラック（ひび割れ）には種類があります。幅が0.3㎜以下のヘアークラックと、ひび割れの幅が0.3㎜以上で深さが5㎜以上の構造クラックです。ヘアークラックの場合は建物の構造には影響しないため、今すぐ補修しなければならないというものではありません。一方、構造クラックの場合は、割れた部分から雨水が侵入する恐れがありますので、早めの対処が必要です。

ポイント⑤コーキング

ご自宅の外壁が窯業系サイディングの方は、コーキングも劣化していないかチェックしてみましょう。表面に細かなヒビが入っている状態から破断状態になってしまうとコーキングの寿命がきていると考えられます。（※窯業系サイディング＝セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材。レンガ調やタイル調など機能性やデザインが豊富。）

外壁塗装の際には、ほとんどのケースでコーキングの打ち替えも行います。