ニチハのパミール屋根はカバー工法でのリフォームがオススメ！

屋根施工の工程

皆さん、こんにちは！
ニチハ社の「パミール」という屋根材をご存じでしょうか？外壁塗装のブログ等で度々問題の声が上がる屋根材です。

今回さくら外壁塗装店でもこのパミールの屋根の家を補修させていただくことになり、改めてこの屋根材の劣化の速さを目の当たりにしました。
パミール屋根の家は、年数が経てば経つほど、屋根だけでなく家の躯体や近隣住民などにも影響を及ばしかねません。「もしかしてうちの屋根もパミールかも？」と思った方、是非今すぐ屋根のリフォームを検討してほしいです！
今回は、パミールとは何なのか？もしご自宅が、パミールの屋根材を使っている場合の対処方法をご紹介します！

パミールとは？

1996年～2009年の間にニチハ株式会社より製造・販売された、ノンアスベストのスレート屋根です。
アスベストを含まない安全な商品として、パミール屋根は売り出されていましたが、5～7年ほどで剥離が始まると耐久性が問題視されました。現在では取り扱われていません。

パミール屋根材の見分け方法

もしかして、自分の家の屋根材はパミール屋根なのか？と不安になりますよね。屋根材に何が使用されているか確認したい時は、家を建てた際の図面や仕上げ表を見るのが確実な見分け方です。
屋根の項目に「ニチハ　パミール」などの商品名が記載されていないか、確認してみてください。
自分ではパミール屋根なのかの判断がつかない場合は、無料現場調査時に担当者がお調べいたしますので、遠慮なくご相談ください。

パミールはどんな劣化や不具合が起きるの？

実際にどのような症状が見られるのかをご紹介します。

■層間剥離

屋根材の層がミルフィーユ状になり、先端が剥がれたり、浮き上がってくる症状です。年数が経つにつれ、屋根材がポロポロ取れてくるのが、パミールの代表的な劣化症状です。

■釘の腐食

パミールは屋根材の劣化以外にも、使用されている釘の一部に、メッキ処理が薄い物が混入していたことが公式で発表されています。
耐久性の低い釘では雨水で腐食や錆が起き、欠損することで屋根材のずれや落下などの危険性があります。

パミールの劣化を対処する方法

パミールの屋根材の劣化を対処する方法は、あるのでしょうか。外壁塗装と同じように屋根塗装が簡単な修繕方法に思えますが、当社でも対応はできません！

なぜかと言うと、塗装しても屋根材自体が剥離し、またポロポロ落ちてしまうのでメンテナンスとして機能しないからです。せっかく数十万円かけて屋根を塗装したのに、数年後にまた屋根リフォームをしなくてはいけないとなると、負担が大きいですよね。そのため2023年の今現在、さくら外壁塗装店は、パミールの屋根にはカバー工法か葺き替えの2種類をご提案しています。