外壁に白い粉、発生していませんか？～外壁の劣化について④

外壁塗装の雑学

シリーズ数回に分けてお送りしているのは「外壁の劣化について」です。

▼過去の外壁の劣化シリーズはこちらから▼
藻、カビ、コケは発生していませんか？～外壁の劣化について①
灰色のベタつき、発生していませんか？～外壁の劣化について②
サビ、発生していませんか？～外壁の劣化について③

壁の汚れにもさまざまな原因と対処方法がありますが、今回は、チョーキング（白亜化）現象について、原因と対処方法を紹介します！

チョーキング現象って・・・？

チョーキング（白亜化）現象とは、外壁の表面を指で触った時ときに、白い粉がつく状態のこと。
白亜とは貝殻などから構成される柔らかい白色の土のことで、白亜紀、等で聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか。
チョーキング現象とは、紫外線や雨風によって、塗膜を保護している合成樹脂が劣化することによって発生します。

この写真のように、壁を触って粉がついてしまう状態や、壁にもたれたときに服が白くなってしまったことはありませんか？

ここでワンポイントアドバイス！
手に粉がついてしまったら、手を洗うのは当然ですが、服についてしまったら、ブラシで落とす、もしくは掃除機で吸って汚れを落としてから洗濯してくださいね！

チョーキング現象は、塗膜の劣化によって発生しています。
そのため、洗浄したり研磨したりするだけでは、保護膜、さらには家の下地を傷つけてしまうことに繋がります。
粉自体は、水や箒で落とすことが可能ですが、それだけでは解決しません。
だったら、どうすればいいの？という声が聞こえてきそうですね。

チョーキング現象が発生していたら、どうしたらいい？

では実際に、自分の家の外壁にチョーキング現象が起こっていたら、どう対処したら良いでしょうか？

ここで登場するのが、外壁塗装業者！
チョーキング現象は、高圧洗浄したうえで、下地処理をきっちりと行い、再度塗装することが必須です。

外壁塗装工事の緊急性については、劣化症状の進み具合によってそれぞれ違いますが、チョーキング現象が起こってしまっているということは、すでに塗膜の劣化が始まっているサインです。
そのまま放置すると、クラックの原因になったり、外壁の耐久性に影響を与えたり…といった原因となるだけでなく、お家の寿命を縮めてしまいます。

また、水をかけたときや雨が降ったあと、外壁に変色が見られるのも、チョーキング現象が発生しているシグナルです。
防水性の低下は雨漏りの原因ともなるため、今一度、注意してみてください。
雨漏りは、外壁側面だけでなく外壁の内部(家の躯体)にも影響を及ぼしている場合もあります。
躯体にまで水が浸水していると、外壁塗装以上に費用が掛かってしまう可能性もあります。

なので、定期的なメンテナンスが重要となってくるのです！