外壁とレンガの相性は？メリットデメリットと施工事例をご紹介

外壁塗装の施工事例

こんにちは。歴史的な建築物を見ると、その荘厳さや歴史の重みに心が揺さぶられることはありませんか？

例えば、京都にある南禅寺の水路閣。このレンガのアーチは明治時代に作られたものです。洋風の建築物でありながら和風の境内に溶け込み、その佇まいは今も私たちの心をとらえて離しません。

重厚感がありつつ、時間の流れを感じさせてくれるレンガ。

こういったレンガ造りの建築物を見ると憧れる、レンガ造りの家。

でも実際には、外壁をレンガにすることでどういったメリット・デメリットがあるのか、塗装などのメンテナンスが必要なのか、気になりますよね。

そこで今日は、外壁材としての「レンガ」について特集したいと思います。

まずは実際に外壁にレンガを採用したご自宅をご覧ください。

独特の色味も相まって、クラシックで可愛らしい雰囲気ですね！
こちらのご自宅は新築ですが、時が経てばより色や風合いに深みが増していきますよ。

レンガとは

レンガとは、粘土や泥を型に入れ、窯で焼き固めて作られる、もしくは圧縮して作られる建築材料です。なんとメソポタミア文明の時代から使われているんですよ。

外壁に使用できるレンガの種類

日本のレンガのサイズ規格は210㎜×100㎜×60㎜ですが、スライスレンガという通常のレンガを薄くスライスしたものもあります。通常のレンガの場合は積み上げてレンガ自体で外壁をつくり上げていき、スライスレンガの場合は基本となる外壁にレンガを貼りつけて施工します。

日本では、積み上げるよりもスライスレンガを使用した貼る工法の方が主流です。

レンガの外壁のメリット

・耐久性が高い

実は、レンガの外壁は塗装が必要ありません！レンガ自体紫外線や雨風に強く、抜群の耐久性があるからです。

子どものときに読んだおとぎ話「三匹の子豚」でも、レンガの家は強かったですよね。

もちろん経年劣化はしていきますが、それが古びた味わいとなってくれるのもレンガの魅力です。

・断熱性が高い

レンガは他の素材よりも熱を伝えづらく、さらにため込むことができるので、断熱性に優れています。断熱性が高いと、建物内の温度変化（寒暖差）を最小限に抑え、劣化や結露を防止し家自体の劣化も防ぐことができます。
冬の電気消費量が懸念されている中、節電にも多少貢献していると言えますね。

・耐火性がある

原料が土であるレンガは火に強いのもメリットです。暖炉やピザ窯にも使われていることを思うと、耐火性に優れているのもご納得いただけるのではないかと思います。

レンガの外壁のデメリット

・費用がかかる

レンガは日本であまり生産しておらず、輸入品が主流です。どうしてもレンガそのものの材料費が割高になってしまいます。
そのため、外壁全体にレンガを用いるとなると、サイディングなどに比べ費用が高くなる可能性があります。

・施工できる業者が少ない

レンガの外壁を施工できる会社はあまり多くありません。お住まいの近くに施工できる業者があるとは限りません。
レンガの外壁をご希望の場合は、一度さくら外壁塗装店にご相談くださいませ。お客様のお住まいの地域に施工できる職人がいるか
お調べいたします。

・熱をため込みやすい

断熱性が高いということは、夏場の特に気温の上がる時期にはデメリットとなる場合があります。昼間ため込んだ熱を夜になっても放出せず、外が涼しくなっても室内はまだ暑い、なんてことも。

レンガ調のサイディングも人気！

費用面や施工面でレンガは難しい…でもレンガのような見た目の外壁にしたい！という方には、レンガ調のサイディングがおすすめです。

レンガの雰囲気を再現しながら、施工方法や価格などはサイディングと同じ。ただし、サイディングということは定期的な外壁塗装が必要になってきます。

レンガ調のサイディングを塗装する場合は、元々の柄を残せる透明のクリヤー塗料か、目地とレンガ調部分を別々の色で塗り分けるダブルトーン工法で塗装すると風合いを損ねず塗装できます。
クリヤー塗料での塗装の場合でも、色味はしっかり前の状態をキープしながらも耐候性などアップさせることができます。

以前の現場レポートでご紹介したY様邸は、ダブルトーン工法でレンガの立体感に近い仕上がりを実現しました。

この高級感！ブログ担当イチオシの塗装方法です。

レンガで外壁を作ると、耐久性が高い分リフォームが難しいですが、レンガ調のサイディングなら塗装のたびに少し色を変えて楽しむこともできますね。

いかがでしたでしょうか。他の素材にはない魅力があるレンガ。外壁材を検討される際には、メリット・デメリットを比較して、納得のいく素材選びをしてくださいね。
さくら外壁塗装店では、現場調査・お見積りの作成を無料で行っております。
外壁塗装に関するお悩み事やお困り事がございましたら、是非一度ご相談ください！
お問い合わせはフリーダイヤルまたはフォームから受け付けております。