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【外壁塗装の色選び】失敗しないためのコツと人気色TOP5をご紹介
2024年4月5日更新 2024年4月5日公開
外壁塗装は、大切な家に長く住むための大切なメンテナンスの1つです。外壁の色選びは、さまざまなことを考えるとなかなか決められず、悩まれる方がほとんどです。
わざわざ外壁塗装するなら、納得のいく素敵な仕上がりにしたいと考える方は多いでしょう。
そこで、外壁塗装のプロである私どもが色選びのコツや人気色について、また失敗してしまいがちなポイントを詳しくご紹介します。併せて、人気のある色を使った実際の施工例も画像を添えてご紹介しましょう。
【関連コンテンツ】「建物のデザインや配色、各色の特徴から選ぶ外壁塗装の色」はこちら
外壁塗装で失敗しやすい例を知って納得のいくデザインにしよう!
希望する色やデザインを決め、いざ施工してみると「何か違った」と感じる例はたくさんお見受けします。
せっかく値段の張る施工をしても、外壁を見るたびに残念な気持ちになるのは避けたいですね。
失敗したかも?と感じるのはどのような原因があるのでしょうか。原因を知っておけば色選びやデザインも納得のいく仕上がりになるはず。詳しくご紹介しましょう。
外壁塗装の失敗例① 外壁の仕上がりに抱いていたイメージや色合いと違った
外壁塗装で失敗したと感じる一番の理由としては、「イメージしていた色や雰囲気と仕上がりが違う」ということです。
色見本やカタログ・施工例などを参考にして色を決めたはずなのに、完成後はイメージしていた色合いよりも濃い、または淡いと感じてしまうことがあります。
そのように感じる理由としては、小さな色見本やカタログの色合いと、大きな家の外壁に塗装された場合とでは違った印象になるためです。そして、晴れの日や雨の日など異なる天候で外壁を見ると印象が変わることがあります。さらに、色見本や施工例を外壁塗装業者のパソコン、店内の蛍光灯の下で見たときでも色味は若干異なります。
おおよその色やデザインを決めた場合は、ぜひ業者の施工した住宅へ案内してもらい、実際に見て確認した方が良いでしょう。
また、施工主が普段からさまざまな住宅の外壁を見て、希望する色やイメージを決めておくことも大切です。
外壁塗装の失敗例② 色によっては時間の経過とともに汚れが目立つ
外壁塗装をしたばかりのときは美しいのですが、天候や排気ガスなどで汚れが目立ってしまう外壁カラーとして「白」や「ベージュ」などの薄い色があります。
真っ白な家は憧れを抱く人が多く、塗装したばかりのときは美しいものです。ですが、汚れは目立ちやすく、窓からこぼれた雨のしずくや排気ガス、ほこりなど空気中の汚れが付着し、濃い目のカラーよりは汚れが早く目に見えてきます。これは外壁塗装が劣化したのではなく、淡いカラーは汚れが目立ちやすいという特徴があるためです。
もともとの外壁素材や家の造り、選ぶ塗料の素材によっては、淡いカラーでも汚れが付きにくい場合もあります。外壁塗装業者とよく相談し、どのような汚れがどれくらいで付着してくるのかもよく確認しておきましょう。
また、実際に自分の目で淡いカラーの外壁を使っている住宅を普段から意識的に見るようにすることでイメージがわきやすくなります。理解した上で淡いカラーを選ぶのであれば、失敗ではありません。汚れた場合にどのような方法で汚れを落としたらよいのかも、業者に確認しておけば安心です。
外壁塗装の失敗例③ 自分の住宅がある街並みとの調和を考えていなかった
外壁塗装完工後の仕上がりが周りの家に比べて「派手で浮いている」、「地味すぎて悪目立ちしている」と感じることもあります。
外壁塗装のカラーを考えるときに街の景観との調和にも配慮し、バランスを考えて決めることを忘れないようにしましょう。
景観と住宅のカラーリングや雰囲気を意識すると、景色に一体感が出てより住宅が美しく映えることでしょう。
お住まいの街並みをよく観察し、街の景観を損なうことなく、ご自身らしい色選びをおすすめします。
外壁塗装の失敗例④ 玄関ドアや屋根との調和を考えた色ではなかった
外壁塗装の色を決めるとき、壁のことだけをイメージして決めてしまい、玄関のドアや屋根などの色との相性が悪かったという失敗もあります。
玄関ドアや窓のサッシ・雨戸・壁と同じく面積の大きい屋根の色は、外壁塗装のイメージに欠かせません。
壁だけをイメージするのではなく、全体の相性を考えて色選びをするようにしましょう。
現在の外壁塗装業者では、カラーシミュレーターなどを使用し、ご自宅のカラーリングを相談できるところが増えてきました。外壁だけではなく、玄関や屋根などの色との兼ね合いもイメージしながら色選びを進めましょう。
外壁塗装の色選びを成功させるためのコツとは?
外壁塗装の色選びの失敗理由をふまえ、色選びを成功させるポイントを解説します。
おおよそのことは、プロである外壁塗装業者から説明があるのが通常ですが、施工主も知識として知っておくとよいでしょう。
外壁塗装の成功ポイント① 時間や天候で色の見え方が変わることを知っておく
色の見え方は、時間帯や天候によって変わります。夕日を浴びると赤みがかって見えたり、曇りや雨の日は暗めに見えたりと、見え方は時間帯や天候に影響を受けやすいものです。
実際、外壁は屋外にあるため、色見本やカタログは外に出て太陽光の下で見ると仕上がりの色に近い色合いを確認できるでしょう。
また、どんな条件下でも納得のいく色合いが見つけられるのが一番です。自宅周辺や通勤経路などで、住宅の外壁カラーをさまざまな時間帯や天候のときにチェックしておきましょう。
外壁塗装の成功ポイント② ツヤの強さを選ぶことができると知っておこう
外壁塗装のツヤとは、塗装後の外壁に光が当たったときに見える光沢のことです。ツヤの有無によって外壁塗装の印象は大きく変わります。
外壁塗料の種類には、ツヤあり・三分ツヤ・五分ツヤ・七分ツヤ・ツヤなし(ツヤ消し)に分かれていて、色選びの時にツヤの種類も決めることがほとんどです。
塗料の種類や色によって変わりますが、ツヤのある塗料の場合、少し暗めを選ぶと落ち着いた雰囲気になることが多いでしょう。
また、ツヤなしの場合は、少し明るめを選ぶと日当たりの悪い環境でも暗い雰囲気になるのを防ぐと言われています。ツヤ感に関しても、さまざまな住宅の外壁の雰囲気を自分の目で確かめ、住宅展示場などに出向いて多様な外壁のツヤ感をチェックするのが一番のイメージ確保になります。
外壁塗装の成功ポイント③ 外壁の色が住宅を占める面積を考えて決めよう
外壁塗装の色を決める際は、カラーサンプルを見たり、施工例をパソコン画像などで見たりし、イメージを決めることがほとんどです。
しかし、実際に完成したときに違和感を覚えることが失敗例としてあると紹介しました。
目の錯覚や室内での色の確認、パソコンの画面の明暗などでも色の感じ方は変わってきます。
また、住宅の色を1階と2階で分けるときや、一部分しか塗装しないなど、色の分別をして塗装をする場合は、色の占める面積によって大きくイメージが異なります。
小さな面積であっても強い色味を使うと、ほかの色との兼ね合いがよくないと感じるケースも少なくありません。サンプルやイメージ画像だけで判断するのは難しいものがあります。
「失敗したくない」「もっと本当のイメージを確認したい」と考えるときは、実際の施工例や現場、住宅を見ておくのがよいでしょう。
外壁塗装の成功ポイント④ 色の配分や配色にも気を配る
外壁塗装の色を建物の上下に分けたり、バルコニーのみ色を変えたりするデザインが人気です。
2色以上の色を使用する場合には、配色にも気を配りましょう。カラーコーディネートや配色パターンの事例を参考に、違和感のない配色を見つけると失敗を防げます。
外壁塗装の成功ポイント⑤ 今までと同じ外壁カラーでも構わない
外壁塗装の色をそれまでと似た色で希望される方も少なくありません。
新築の時と変わらないイメージであれば、統一感や街並みとの調和を損わない上に、慣れ親しんだ雰囲気で安心感を得られるのが理由です。
また、色選びの段階で悩んで時間を取られることなく、スムーズに依頼できるため時間の短縮にもなります。「新しい色にしたい!印象を変えたい!」などのこだわりがないのであれば、それまでと似た色にするのも1つの方法でしょう。
外壁塗装の色を選ぶときの注意点
外壁塗装の色選びは、家の印象を大きく左右する要素なので、ただ好きな色を選ぶだけでなく、長期的な美観保持と実用性を考慮する必要があります。ここでは、後悔しない色選びをするための5つの重要な注意点をご紹介します。
大きめの色見本で確認する
「大きめの色見本で確認する」という点は、色見本を選ぶ際に生じる面積効果という現象を避けるために重要です。
面積効果とは、小さなサンプルで見た色と、実際の大きな外壁に塗ったときの色の見え方が異なることを指します。
小さなサンプルでは理想的に見えた色も、実際に塗装してみると意図していたものとは異なり、明るい色が予想以上に明るく、また暗い色がより暗く見えるケースも少なくありません。これを避けるため、A4サイズ程度の大きな色見本の使用や、実際の外壁で試し塗りをする方法が推奨されます。
さらに、色は光源によっても見え方が変わるため、屋外で色見本を確認し、さまざまな天候や時間帯での色の見え方をチェックすることが大切です。
これらのステップを踏めば、最終的に塗装された外壁の色に関して後悔するリスクを減らせます。
ツヤ感の有無を確認する
外壁塗装を選ぶ際には、ツヤの有無が最終的な見た目に大きな影響を与えるため、この点も慎重に考慮することが重要です。ツヤは塗料が持つ光沢度であり、塗装された壁の質感や印象を大きく左右します。
塗料には「ツヤあり」「七分ツヤ」「五分ツヤ」「三分ツヤ」「ツヤ消し」といった異なるツヤの種類があり、それぞれ外見が異なります。種類ごとの特徴は、以下の通りです。
・ツヤあり
最も光沢があり、約70%の反射率で、非常に明るくピカピカとした仕上がりになります。 ・七分ツヤ やや光沢を抑えた約55%~65%の反射率で、光沢がありながらも適度な落ち着きを持ちます。 ・五分ツヤ 中間的な光沢度を持ち、約30%~40%の反射率で、控えめなツヤ感が特徴です。 ・三分ツヤ さらに光沢を抑え、約10%~20%の反射率で、上品で高級感ある仕上がりを実現します。 ・ツヤ消し ほぼ光沢がなく、5%以下の反射率で、非常に落ち着いた雰囲気をもたらします。 |
ツヤの有無を選択する際は、塗装された壁がどのように見えるかを事前にイメージしておくのが重要です。晴れた日に外で塗料のサンプルを見て、光の当たり方や色の見え方を確認することが推奨されます。
また、ツヤの加減によって、塗装後の外観だけでなく、耐久性や汚れの付きにくさも変わってきます。
ツヤあり塗料は耐久性が高く汚れが付きにくい一方で、ツヤ消し塗料は微細な凹凸が光を拡散させ、汚れが付きやすくなりかねません。
(なお、ツヤ消しでも塗料によっては、ツヤありと同等の耐久性を持っている場合があります。)
周辺の街並みや景観を考慮する
外壁塗装の色を選ぶ際には、単に個人の好みだけでなく、周辺の街並みや景観との調和を考慮することが大切です。
お住まいの地域を散歩して、近隣の家の色合いを観察することから始めましょう。これにより、自宅の外壁色が周囲の環境に溶け込むような色合いを選びやすくなります。
さらに、市区町村によっては地域の景観を守るために、外壁の色に関する規制などを含めた、景観ガイドラインを設けています。
景観ガイドラインに従わなければ、後に塗り直しを余儀なくされる可能性も否定できません。自宅を塗り替える前に、お住まいの地域に景観ガイドラインがあるかどうかを確認し、地域密着型の塗装業者に相談するとよいでしょう。
カラーシミュレーションだけで判断しない
カラーシミュレーションは、塗料メーカーや外装材メーカーが提供するデジタルツールのことです。パソコンやタブレットを使用して、外壁や屋根の色を仮想的に試せます。カラーシミュレーションを利用すれば、色の候補を簡単に絞り込むことが可能です。
しかし、実際の外壁の色とディスプレイ上で見る色との間には、光の当たり方やディスプレイの色調整による差異が存在します。
そのためカラーシミュレーションだけで最終的な色を決定するのは基本的に避けるべきです。実物の塗料とデジタル上の色では、見え方が異なることも多い傾向にあります。
実際の外壁塗装では、屋外での光の影響や下地の質感、さらには周辺環境との調和など、多くの要素が仕上がりに影響を及ぼします。カラーシミュレーションでは、これらの要因を完全には再現できません。
そのため、カラーシミュレーションを利用する際は、その結果を参考程度にとどめ、実際に大きなサイズの色見本で確認することや、可能であれば実際の塗装を施したサンプルで色と質感を確かめることを推奨します。
汚れが目立ちやすい色を把握しておく
外壁塗装の色選びでは、美観だけでなく実用性も考慮する必要があります。その一環として、汚れが目立ちやすい色を事前に把握しておくことが重要です。
わざわざ素敵な色を選んだのに、すぐに汚れが目立ってしまっては、こだわりの外観が台無しになりかねません。
白やクリーム色などの明るい色調の塗料は、小さな汚れやほこりが目立ちやすく、外壁がきれいであったとしても、汚れによって老朽化して見えることがあります。
また色あせも目立ちやすくなる傾向があります。
暗い色調の塗料も注意が必要です。黒や濃いグレーなどの色は、ほこりや花粉、雨水による汚れで、白っぽく目立つことがあります。
中間色、特にグレージュや淡いブラウンなどの色は、汚れが目立ちにくいとされています。これらの色は自然の色調に近く、多少の汚れがあっても全体の見た目に大きく影響を与えにくい点がメリットです。
さらに、塗料の種類によっても汚れの目立ち方が異なります。ツヤのある塗料は汚れを洗い流しやすいため清掃が容易ですが、ツヤがない塗料は汚れが付着しやすく、一度汚れると落としにくい場合があります。
■さくら外壁のカラーシュミレーションを活用しましょう。
さくら外壁では、お住まいのタイプ別に外壁の配色をシミュレーションすることができます。
使い方は簡単で、建物のタイプと1トーンか2トーンを選んでから、塗装したい色を選ぶだけです。
モニターの表示によって色の雰囲気は変わる可能性がありますが、配色のイメージを掴むのにぴったりです。ぜひご活用ください。
■さくら外壁では見積り時にカラーコーディネートサービスを提供しています。
さくら外壁では、スタッフが現地調査に伺った際にご自宅を撮影させていただき、その写真をもとに塗装後がイメージできるシミュレーションデータをお作りする「外壁塗装&サイディング カラーコーディネートサービス」を行っています。
ご希望の色やイメージをヒアリングさせていただき、データを作成してお見積りといっしょにご提案させていただきます。
カラーコーディネートサービスによるデータは、見積もり時に無料でプレゼントさせていただくものですので費用はかかりません。日本塗料工業会塗料用標準色618色に対応し、お客様ご自身で撮影や送信の手間もありませんので、気軽にご相談ください。
外壁塗装にはどんな色や配色デザインがあるの?外壁カラーとデザインの豆知識
外壁塗装に多く使われる色やその色の印象、そして、カラーリングデザインについて、どのようなポイントがあるのか少しだけご紹介します。
外壁塗装でよく使われる色とは?
外壁塗装では、グレー・茶色・ベージュ・白・黒がよく使われています。
汚れが目立ちにくく、色あせしにくい色が定番ですが、清潔感やスタイリッシュさを求めるケースも少なくありません。ほかにも、黄色・緑・青といった個性を出した色も選ばれています。
外壁塗装の色選びはさまざまなイメージや将来性を考え、気分転換のため全く違う色を選んだり、なるべく長持ちする色を選んだりと、家族とよく話し合って決めておきましょう。
ツートンカラーの配色ポイント
ツートンカラーにするときは、6:4~7:3の割合が最適で、建物の上下でわけたりバルコニー部分だけ色を塗ったりすることで印象を変えられます。
配色パターンは、例えばモノトーン(白・黒・グレー)だとどのような色とも相性がよく、合わせやすいようです。モノトーンであれば、ドアやサッシの色、隣家との調和がとれやすいでしょう。
同色系を組み合わせるのもうまくまとめるコツです。同じ色合いで、明るさ(明度)と鮮やかさ(彩度)を変化(青と薄い青など)させたり、色合いが似ている「赤とオレンジ」「水色と青」などを組み合わせたりすると、まとまりやすくなります。
セパレートカラーで統一感を演出
外壁塗装でツートンカラーにする場合、主に3種類のカラーを使い分けます。
・ベースカラー
建物の主体となる色で、外壁の大部分を占める色です。この色が建物全体の基調となり、最も目立つ色となります。一般的には、落ち着いた色や自然と調和する色が選ばれます。 ・アソートカラー ベースカラーを引き立てるための補助色です。細部の装飾やアクセントとして使用され、ベースカラーとの対比により建物に深みや特徴をもたらします。 ・セパレートカラー ベースカラーとアソートカラーを分けるためのライン状の色です。建物の一部を明確に区別することを目的に使われる色で、例えば建物の階を分けるためや、特定のデザイン要素を際立たせるために用いられます。セパレートカラーは、ベースカラーやアソートカラーとは異なる色を使うケースが多く、どの色をどのように塗り分けるかがポイントとなります。色分けの方法や塗り分ける範囲によって、建物の見た目に大きな差をつけることが可能です。 |
セパレートカラーは、主に以下の場合によく使われます。
・ツートンカラーの外壁をより強調したい場合
・外壁に奥行きを出したい場合 ・窓やドアなどの開口部を強調したい場合 ・デザイン性を高めたい場合 |
セパレートカラーの塗り分け方ごとにおける、主な視覚効果は以下の通りです。
・水平ライン
落ち着いた印象を与える ・垂直ライン スッキリとした印象を与える ・斜めライン 個性的な印象を与える ・模様 デザイン性を高める |
セパレートカラーは、ベースカラーとアソートカラーとの相性も重要です。色選びと塗り分け方を工夫することで、外壁に奥行きやメリハリを与え、より魅力的なデザインにできます。
色の与える印象について紹介
外壁塗装の色によって、家の印象が異なります。
例えば、ベージュやクリーム色などは、やわらかく落ち着いた印象になります。白は、明るく清潔感があり庭の緑など周りの色が映える点が特徴です。
濃い茶色であれば高級感のあるシックな雰囲気を演出でき、明るい茶色であればナチュラルで優しい印象になります。黒やグレーなら、スタイリッシュでモダンな印象を与えます。
色が与える印象も重要なポイントになるのではないでしょうか。
おしゃれな外壁塗装のスタイル・種類
外壁塗装のスタイルは、建物の外観や持ち主の好み、周囲の環境によって多岐にわたります。おしゃれな外壁塗装の中でも、特に人気のあるスタイルとして「シンプルモダン」、「ナチュラル」、「ヨーロピアン」が挙げられます。
シンプルモダン
シンプルモダンスタイルは、その名の通り、シンプルでモダンな印象を建物に与えるデザインです。
直線的な形状とミニマルな装飾が特徴で、色使いも抑えられたモノトーンやグレースケールが主流です。
また、ブラックやホワイトのコントラストを効かせることで、洗練された都会的な外観を演出できます。シンプルモダンは、現代的な建築によく合い、スタイリッシュながらも落ち着いた雰囲気を好む人に適しています。
ナチュラル
ナチュラルスタイルは、自然と調和するような外壁塗装を特徴とします。木目調や石調のテクスチャ、あるいは温かみのあるアースカラーを用いて、自然からインスピレーションを得た柔和な雰囲気を創り出すことが可能です。
緑豊かな環境や、田舎の風景に溶け込む家屋に適しており、心地よいリラックス感を求める人にぴったりのスタイルです。
ヨーロピアン
ヨーロピアンスタイルは、ヨーロッパの伝統的な建築を模したデザインが特徴です。
豊かな装飾性、石造りやレンガ造りの質感、クラシックな色使いが特徴で、歴史的な魅力と温かみのある雰囲気を建物に与えます。
赤茶けたレンガ色や落ち着いたブラウン、ベージュなどがよく用いられ、エレガントで上品な外観を演出できるでしょう。ヨーロピアンスタイルは、クラシカルな美しさを建物に求める人に適しています。
さくら外壁人気のカラーランキング
その時代の流行は移り変わりますが、住宅の外壁カラーも同様に変わります。ただ、数年続いている定番のカラーや人気のカラーは選ばれる理由があります。
一番人気のあるベージュ系の色から順に、5つの外壁カラーの施工例をご紹介します。
カラー選びの参考にぜひご覧ください。
1位:ベージュ・クリーム
ベージュやクリーム色は、和洋どちらの外観にもなじみやすく、やわらかで落ち着きのある雰囲気に仕上がります。また、汚れが目立ちにくいのが特徴です。
他の色とも合わせやすくツートンカラーのベースに合う万能色といえます。ベージュやクリーム色で外壁塗装を施工した例を5つ、ご紹介します。
経年による汚れが目立ちにくいクリーム色の外壁塗装
以前のホワイトカラーの外壁色に黄色を足してクリーム色にするすることで、経年による色褪せが目立ちにくくなります。
また、ベランダの幕板を明るい茶色から濃いブラウンに変更。以前より引き締まった印象に仕上げました。
愛着のあるカラーはそのままに、耐久年数を高めた外壁塗装
ベランダの軒天が一部沈んでいる箇所があり、綺麗に補修。経年劣化による、剥がれや黒ずみ、汚れ、藻の発生が見られた外壁でしたが、塗装し直したことで新築のように生まれ変わりました。
カラーは愛着のある色合いなので、変えずに同系色を選択しています。塗料にはラジカル制御塗料を使い、紫外線から受ける影響を軽減させ、耐久年数を高めています。
洋瓦の色味が映える南欧風の建物の外壁塗装
南欧風のお住まいなので、外壁カラーはオフホワイトで再塗装。雨樋や破風板は以前と同じホワイトカラーで塗装したことで、白さが引き立つ清潔感の漂う外観に蘇りました。
やわらかく優しい雰囲気のお住まいに仕上げた外壁・屋根塗装
ベージュとクリームを使ってツートンカラーに塗り替え、やわらかい雰囲気のお住まいになりました。
付帯物もきれいに塗り直し、錆止めを塗布してお住まいの美観を永く保てるよう細かい箇所も施工しています。屋根にはブラウンカラーを採用し、建物に雰囲気を合わせて優しい印象に仕立てました。
クリームイエロー色に変えて優しくお住まいを彩る袖壁塗装と外壁塗装工事
外壁は愛着のある既存と同じカラーで再塗装しています。
建物まわりを囲う袖壁には、経年のため飾り窓をつたって黒い雨だれがみられました。門まわりはお住まいの入り口となる箇所のため、どうしても人目につきやすくなります。
そのため、下地補修した後に袖壁も下塗り・上塗りでしっかり塗装し直しました。オレンジ色からやわらかい印象を与えるクリームイエローに塗装し直し、優しく建物まわりを彩ります。
2位:白
明るく清潔感のある白は、お庭の緑や花の色がとてもよく映えるのが特徴です。単調な感じも受けますが、屋根や玄関ドアに濃い色を配置するとぐっとおしゃれに。
木目調デザインとの相性もよく、真っ白以外にもアイボリー系など種類が多いのも魅力。
白黒のツートンカラーがよりスタイリッシュな印象に演出してくれる外壁塗装
外壁には日々紫外線にさらされるお住まいのダメージを軽減できるよう、ラジカル制御形塗料を使用しました。
外壁色は、単色のイエローカラーからブラックとホワイトのツートンカラーに一新しています。屋根の形状が片流れ屋根のため、いっそうスタイリッシュな印象に仕上がりました。
ホワイトカラーで明るい印象に蘇った外壁塗装工事
経年劣化による黒ずみは、高圧洗浄や塗装をすることで綺麗な外観になりました。屋根色が引き立つように、白色をメインとした明るい印象のお住まいに仕上げています。
さらに、建物前の擁壁と木製のフェンスを塗装し直したことで、新築のようなお住まいに生まれ変わりました。
明るい洋風のお住まいに生まれ変わった外壁屋根塗装
1階は意匠性のあるタイルの外壁のため、外観をそのまま残すことになりました。そして、モルタルの目地に深く浸透する「グラシィーガード」の塗料を使って防水処理を行っています。
2階部分はベージュカラーのモルタル外壁でしたが、塗装の際に清潔感のあるホワイトカラーに色味を変更し、明るい洋風の外観に生まれ変わりました。
2種類のモルタル仕上げで気品ある白が美しい外壁塗装
前面の外壁のみ漆喰仕上げにし、ヨーロッパの住宅を思わせる気品ある仕上がりとなりました。そのほか、ベランダの床面をダークカラーで塗装しています。
白とのコントラストが美しく、ラグジュアリーな雰囲気です。
新築のように生まれ変わった外壁・外構同時リフォーム工事
外壁塗装ではオフホワイトの塗料を使用し明るい外観に生まれ変わらせました。
中塗り・上塗りには防藻効果の高いナノコンポジットW防藻+を使用しており、長く美しい白さを保つことができます。
3位:ブラウン
単色でもおしゃれで、ツートンの1色に選ばれることが多いブラウン。濃い色のブラウンならシックな印象で、明るいブラウンならやさしい印象に仕上がります。
ウォールアクセサリーが引き立つようになった外壁塗装
経年劣化による外壁の破損やクラックを補修。外壁はラジカル制御塗料で塗装することで紫外線からのダメージを軽減させました。
黒ずみがなくなり、すっきりとした外壁塗装です。
愛着のあるカラーはそのままに、耐久年数を高めた外壁塗装
カラーは愛着のある色合いなので、変えずに同系色を選択。塗料にはラジカル制御塗料を使い、紫外線から受ける影響を軽減させ、耐久年数を高めています。
お住まいを長期的に清潔に保つ外壁屋根塗装
色あせが目立っていた外壁や屋根は、汚れに高い耐久性のある「キクスイ ロイヤルシリコン」のシリコン塗料を使って塗装しています。
また、愛着のある外観を残すため、1階部分はブラウンカラー、2階をクリームカラーで再塗装しました。建物全体に新築当時の光沢が蘇り、気分もスッキリさせることができた外壁屋根塗装工事です。
ピカピカに仕上がった外壁塗装と屋上の防水塗装工事
外壁は、建物正面の基礎部分のレンガにもよく似合うブラウンカラーで塗装しています。シャッター部分をブラックカラーで塗装することで、モダンな外観に仕上がりました。
デザイン性の高い多彩模様塗料を使用した外壁塗装
外壁はラジカル制御形塗料と一部部分に、デザイン性の高い多彩模様塗料を使用しています。さまざまな色のカラーフレークや着色されたゲルの配合によって、天然石の風合いを感じさせる外観になりました。
近づくとキラキラとした質感が楽しめます。
4位:グレー
グレーは、シンプルでモダンな印象でスタイリッシュな外壁を目指す方におすすめ。
明るさによって色の印象が変わり、薄いグレーならやさしく爽やかで濃いグレーだと重厚感や高級感が感じられます。周りの景観を考慮しつつお好みの色をみつけましょう。
赤外線の熱の影響を最小限にとどめる遮熱塗料を使った屋根塗装
ラジカル制御形塗料を使用し、紫外線によって引き起こされるクラック(ひび割れ)や塗膜のはがれを抑制します。
外壁色は2色のグレー色を使い、カラーバランスが美しいモダンな外観に生まれ変わりました。
超耐候性・超低汚染の性質を持った無機塗料を使った外壁塗装工事
築10年以上が経過したお住まいの外壁塗装を承りました。この機会に、外壁塗装色をベージュからブルーグレーに塗り替えて建物の印象を一新。
穏やかな雰囲気から涼しげな印象を与えるお住まいに仕立てました。
クリ-ンSDトップを使用して新築当時の輝きを取り戻した外壁塗装
築10年以上が経過したお住まいの外壁塗装です。クリーンSDトップを採用し、はがれていた箇所を塗装し直しました。ツヤツヤした仕上がりが美しく、新築当時のお色味に蘇りました。
耐久年数が最高クラスの無機塗料を使用した外壁塗装
経年劣化のため、色あせや雨だれがみられたお住まいですが、今回スーパーセランフレックス・無機塗料を使用して施工しました。
外壁は、凹凸で塗分けていた2階のお色味を今回オシャレ上級色のグレーに統一しています。1階を爽やかなホワイトで再塗装し、上品な印象のお住まいに仕上げています。
また雨樋もすべて2階の外壁カラーに合わせ、外観に馴染むようシャイングレーで施工しました。
優しい印象から上品な雰囲気にグレードアップした外壁、屋根塗装
ラジカル制御形の塗料・パーフェクトトップを採用しています。紫外線による塗膜の劣化を起こしにくくし、お家の美観を長期的に保ちます。
屋根にも同じ塗料を使用して施工し、光沢のある仕上がりになりました。
また、外壁カラーをベージュから、ブルーグレーに変更しました。屋根と破風板をブラックに塗装しています。優しい印象からグレードアップした上品な雰囲気漂う外観に仕上がりました。
5位:黒
洗練された印象と存在感が特徴の黒。真っ黒だと色あせが目立ちますが、少し薄めの黒を選ぶと色あせが目立ちにくく周りとも馴染むのでおすすめです。
外壁色のレイアウトを変えてよりモダンな雰囲気を演出する外壁塗装工事
外壁塗装には、以前から愛着のあるホワイトとネイビーの外壁カラーをそのまま使用しましたが、道路沿いの建物1階と2階部分の外壁を一面ネイビーカラーに統一。また、雨樋は建物の外壁色に馴染むよう同じカラーで塗装しこだわりました。
濃紺色を使用して建物の美観を維持する外壁塗装
外壁は濃いネイビー色に塗装し、建物の印象をガラッと一新しています。大人モダンな外観に仕上がりました。
また、経年による黒ずみが見られた軒天でしたが、外壁と同じくダークカラーで塗装したことで、今後汚れがついても目立ちにくくすることができます。
雨樋や破風板などの付帯物はホワイトカラーで再塗装し、濃紺色の外壁とのコントラストを効かせました。
重厚感のある瓦屋根にぴったりのブラックカラーに塗り替えた外壁塗装
外壁には、カビや藻の発生を長期的に抑制してくれるラジカル制御形塗料を使用しています。外壁色をホワイトカラーからシックなブラックカラーに塗り替えました。
重厚感のある既存瓦屋根と組み合わさって、モダンな雰囲気を感じさせる外観に仕上がっています。
赤外線の熱の影響を最小限にとどめる遮熱塗料を使った屋根塗装
外壁には、カビや藻の発生を長期的に抑制してくれるラジカル制御形塗料を使用しています。外壁色をホワイトカラーからシックなブラックカラーに塗り替えました。
重厚感のある既存瓦屋根と組み合わさって、モダンな雰囲気を感じさせる外観に仕上がっています。
無機塗料を使用してライフサイクルコストを軽減させた外壁塗装
外壁には、「ダイフレックス スーパーセランフレックス」の無機塗料を使用して塗装しています。
この塗料の耐久年数は、目安として24年~26年です。超低汚染のため、汚れがつきにくいのはもちろん、汚れても雨水で洗い落とせる特性があるので、長期的にお住まいの美観を維持し、塗装のサイクルを減らすことができます。
また、この機会に外壁カラーをライム色からダークカラーにイメージチェンジしました。モダンな雰囲気が漂うお住まいに仕上がり、気分も一新できた外壁塗装工事です。
その他の色や、ツートンの組み合わせについても下記のページにて取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
【まとめ】
外壁塗装の色は、家のイメージに大きく関わります。街並みとの調和を考えつつ、好みのイメージを掴むところから始めるのが色選びの第1歩です。
色見本やカタログは、室内だけでなく屋外でも見てみること、できれば朝昼晩、晴れ・雨・曇りと天候の違う日とどんな変化があるのか確認しておくと失敗の可能性を減らせます。
色選びに時間を取られるのは、本意ではないかもしれません。しかし、今回失敗したら色を変えられるのは10年後と考えると、じっくり検討する価値があるのではないでしょうか。
ご家族や塗装業者と相談しつつ、外壁を素敵な色に仕上げましょう。
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