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さくら外壁塗装の外壁塗装コラム

屋根工事の基礎知識|種類・相場・業者の選び方などを解説!

2024年4月24日更新  2024年4月24日公開

屋根

家を雨風や日光から守る屋根は、劣化が見られた際、早めに修繕することが大切です。
この記事では、屋根工事のタイミングなどに加え、種類や相場などを詳しく解説します。
 

屋根は家を雨風や直射日光から守る大切な部分です。
家を建ててから月日を経て、屋根が古くなってきた・劣化してきたと感じたときは早めに点検し、修繕工事を行うことが大切です。
屋根の劣化が進むと、雨漏りするなど家そのものも傷めてしまう恐れがあります。
 

この記事では、屋根工事のタイミングを踏まえ、屋根工事の種類ごとの工事の内容や、費用相場を詳しく紹介します。
屋根工事業者を選ぶ際のポイントにも触れるため、屋根工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1. 屋根工事はいつ必要?

クエスチョン

屋根工事は、屋根の古さや経年劣化を感じた際に実施するのがおすすめです。
劣化を放置すると屋根材の傷みが進み、のちの修理費が高額になる可能性が考えられるため注意しましょう。
たとえば、下記のような場合が屋根工事を検討するタイミングとして挙げられます。
 

・屋根のメンテナンスや修理を長期間していない
・以前に比べて屋根材の色が変わってきた
・雨漏りしている
・屋根材の釘が抜けている部分がある
 

雨漏りは放置すると建物の木部の腐食を招くため、特に注意が必要です。
また、屋根材にひび割れや欠けがあり崩落が考えられる場合は、人的被害につながる危険性があります。
 

いずれの場合も早い段階で屋根工事による対処をしてください。
傷みの拡大や人的被害が防げるだけではなく、大掛かりな工事が必要になる前に対処することで、結果的に費用が抑えられる可能性もあります。
定期的に点検を行うことも大切です。

2. 屋根工事の種類と相場

金額

屋根工事にはさまざまな種類があり、それぞれ対処できる場所と費用相場が異なります。
既存屋根の状況によって適切な工事を選ぶ必要があるため、事前にどのような種類があるか把握すると安心です。
ここでは、7つの屋根工事について工事内容や特徴、費用相場などを紹介します。
 

2-1. 葺き替え

葺き替えとは、古い屋根材を撤去して新しい屋根材に張り替える工事のことです。
一般的には屋根材の下地である防水シートなどから取り除いて新しくするため、屋根が新品同様になります。
屋根の寿命をリセットできるのに加え、雨風から建物を守る機能を復活させられる方法です。
また、葺き替え工事によって建物の大部分を占める屋根を新しくすると、外観の印象も変えられます。

費用は30坪程度の戸建住宅で、約150万〜200万円を目安にしてください。
工事範囲や既存の屋根材の種類、形状・傾斜などにより、費用の詳細は異なるため注意しましょう。
 

2-2. カバー工法

カバー工法とは、既存の屋根材の上に防水シートを張り、さらにその上から新しい屋根材をかぶせる方法のことです。
既存の屋根材をはがす必要がある葺き替えと異なり、既存屋根はそのままで施工します。
屋根材を撤去・処分する工程が発生しないため、カバー工法は葺き替えよりも工期が短くすむほか、比較的費用も抑えられるのがメリットです。

工事費用の相場は30坪程度の戸建住宅の場合、約80万〜150万円を目安にしてください。
屋根材の下地まで傷みが発生しているなど、劣化状況によってはカバー工法ができないケースがある点は把握しておきましょう。
 

2-3. 屋根塗装

屋根塗装とは、既存の屋根材に塗装をする工事のことを指します。
屋根が劣化しないよう塗装によって塗膜を形成し保護したり、断熱や防カビ、防汚機能を持たせたりできる方法です。
色あせた屋根の色を回復させて、建物の外観を美しく見せる役割も持っています。

屋根塗装は主に、下記の流れで施工を進めます。

1 足場の設置
2 高圧洗浄
3 下地の調整
4 養生作業
5 下塗り・中塗り・上塗り
6 点検・確認

費用は塗装する面積や塗料の種類・グレードによって異なる点に注意が必要です。
たとえば、屋根面積が80平方メートルでシリコン塗料を使用する場合、約35万〜50万円を目安にしてください。
より耐用年数が長いフッ素系塗料であれば、約40万〜55万円ほどかかる場合もあります。
屋根の劣化状況によっても費用は異なるため、詳細は工事業者の見積もりを確認しましょう。

2-4. 防水工事

雨風にさらされている屋根や屋上、ベランダなどの建物部分を、水から守るために行うのが防水工事です。
主にコンクリートでできた建物に実施し、劣化の進行を防ぐ役割を持っています。

防水工事にはウレタン防水やFRP防水、シート防水などいくつかの種類があり、それぞれ費用が異なります。
たとえば、1平方メートルあたりウレタン防水は約6,000〜8,000円、FRP防水は約6,500〜8,500円が目安です。
どの防水工事を行うかは既存屋根の防水状況と建物の周辺環境などによっても異なります。
また、高圧洗浄費や下地処理費も必要です。
 

2-5. 板金工事

板金工事とは、一般的に金属建材を使用する工事全般を指しています。
屋根工事の場合は、金属製の屋根材や雨樋の取り付けを行う工事のことです。
金属製の屋根材として、以前はトタン屋根が普及していましたが、近年はガルバリウム鋼板やガルバリウム瓦棒と呼ばれる種類が広まっています。
金属製の雨樋は耐久性に優れている特徴があり、主に神社やお寺で採用されている種類です。

費用は修理範囲によって異なります。
たとえば、屋根の最上部にある棟板金と呼ばれる金属板を取り替える場合は、約3万〜5万円を目安にしてください。
 

2-6. 漆喰工事

漆喰工事とは、屋根の最上部にある棟(むね)や軒先などで使用される保護材の工事を指します。
漆喰は瓦を固定している葺き土を雨風から守るほか、瓦屋根の外観を整える役割があり、ストレート屋根や金属屋根では使われません。
漆喰工事の費用は、漆喰を塗る長さ1メートルあたりの金額と工事をする棟の長さで決まります。
たとえば、古くなった漆喰を取り除き新たな漆喰を塗り込む「漆喰詰め直し」であれば、1メートルあたり6,000円前後が目安です。
工事をする棟が10メートルある場合、棟の両側に漆喰を塗り込む必要があるので、工事範囲は20mとして費用計算します。
 

2-7. 雨樋工事

雨樋とは、屋根に当たって流れる雨水を集めて、地上や下水に排出する設備のことです。
建物を守るほか雨音を和らげる効果もある設備ですが、劣化して破損や変形すると雨水が飛び散りやすくなってしまいます。

建物の外壁が汚れたり室内に水が侵入しやすくなったりするため、雨樋工事による修理や交換が必要です。
破損・変形のほかにも樋の継ぎ目にズレがある場合や、樋を固定している金具が外れている場合などは雨樋工事をしましょう。
 
費用は1mあたり約2,000〜3,000円を目安にしてください。
雨樋の受け口の形状など、交換する樋のタイプによっても費用の詳細は異なります。

3. 屋根工事業者を選ぶ際のポイント

ポイント

屋根工事を成功させるためには、適切な施工をしてくれる工事業者を選ぶのが大切です。
特に下記に挙げるポイントに注目して工事業者を選びましょう。

徹底した現地調査をしてくれる
適切な施工をするには、現地調査が欠かせません。
時間をかけて徹底的に既存屋根の状況を把握してくれる業者か確認しましょう。
詳細な見積書を提示してくれる
曖昧に記載された見積書では、工事内容や費用が正しく把握できません。
内訳が詳細に書かれた見積書を提示してくれるか、また見積書の不明点に誠実に回答してくれる業者か見極めが重要です。
保証が充実している
工事後の点検や保証サービスが充実している業者に依頼すると、もしもの時に費用を抑えて交換・修理対応などをしてもらえます。
保証期間や保証にかかる費用は必要かなども併せて確認してください。

ほかにも、これまでの工事事例や実績をホームページなどで公開しているか確認すると、信頼して依頼できる業者かどうかの判断に役立ちます。

まとめ

屋根工事において、板金工事・雨樋工事・漆喰工事など部分補修の場合は10万円以下で行えることがほとんどです。
一方で、葺き替えやカバー工法など屋根全体を工事する場合は100万円を超えることが少なくありません。
高額な工事となるため、業者選びは慎重に行いましょう。

屋根工事業者を選ぶ際は、調査内容や見積書の詳細さ、保障の充実度などをしっかりと確認することがおすすめです。
また、事例や実績についても確認しましょう。

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