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さくら外壁塗装の外壁塗装コラム

屋根塗装の耐用年数とは|メンテナンスの仕方や適した塗料を選ぶコツとは

2022年12月22日更新  2022年12月22日公開

屋根塗装

屋根塗装の塗り替え。

戸建て住宅に住んでいる人であれば、誰しも一度は考えたことのある問題ではないでしょうか。

とはいえ、屋根塗装に使われる塗料の種類やそれらの耐用年数について、きちんと理解しているといった人の方が少ないこともまた事実でしょう。

そこで今回の記事では屋根塗装における耐用年数の考え方をはじめ、屋根塗装に適した塗料の選び方やメンテナンスの仕方についてまとめてみました。

屋根塗装の耐用年数とは

屋根塗装

そもそも耐用年数とは、その塗料の機能・効果が十分に発揮できる目安期間のことを指し、各塗料メーカーが仕様目安として公表しています。

屋根塗装の耐用年数は使用塗料によって多少の差があるものの、一般的に10年から15年ほどだといわれています。

また、新築の場合は多くの人が建ててから10年ほどで屋根と外壁の塗り替え時期を迎えるケースがほとんどです。

 

屋根材によって塗り替え時期が異なる

屋根材によって原料として使用している樹脂が違うことから、機能や効果はもちろん耐用年数も異なります。

ここでは主要な塗料の概要と耐用年数について、まとめてみました。

 

塗料種類 特徴 耐用年数
アクリル塗料 発色がよく乾燥も早い一方で、紫外線に弱く寿命が短い。 約5~7年
ウレタン塗料 密着性に優れ、汚れの付着が少ない。現在では使用頻度が減っている

(シリコン塗料を選ぶ人が増えている)

約7~10年
シリコン塗料 耐水性・対候性が高く、汚れの付着が少ない。

 

約10年~15年
フッ素 密着性が高く、紫外線にも強い。

価格は高いが耐久年数にも優れる。

約15~20年
光触媒 太陽光で汚れが浮くので雨で洗い流せる。

地球に優しい塗料として注目されている。

約10~15年
無機 耐久年数が高く、費用も高い。

その一方で傷つきにくく、汚れにも強いため

近年人気を集めている塗料の一つ。

約20年~

 

 

また、塗り替えの際は使用塗料によって費用が変わるのはもちろん、足場などの仮設費用も必要です。上の表からもわかるように、塗料の種類によって耐用年数や特徴が大きく異なります。

そのため、価格だけで耐用年数の短い安価な塗料を選んでしまうと、結果として短いスパンで塗り直しが生じるため結果として割高になってしまうでしょう。

屋根の状態はもちろん、外壁やコーキングの状態によっても適した塗料は異なることから、屋根塗装の施工を検討する際は専門業者と事前にしっかりと打ち合わせをしておくことが大切です。

 

耐用年数はあくまでも目安と考えよう

ここまでで屋根塗装の耐用年数についてお伝えしましたが、実際には塗装面の状態や周囲の環境によってその年数は左右されます。

また、屋根は外壁にくらべ紫外線や雨風の影響を強く受けやすく、比較的傷みが進みやすいのもまた事実です。

そのため、先ほどの耐用年数が経過するよりも少し前の時点で専門業者に屋根塗装の状態を見てもらうことをおすすめします。

 

耐用年数が過ぎることで生じる劣化について

屋根 劣化

屋根塗装の耐用年数が過ぎてしまうと、いったいどのような影響が生じるのでしょうか。

塗装の劣化状態は素人目で判断することが難しく、基本的には業者に調査してもらうのが一般的です。

ここでは、屋根塗装を検討する上で注意しておきたい一般的な劣化事項をいくつかピックアップしてみました。

 色褪せ
 カビ、コケや藻の発生
 ひび割れ
 チョーキング
 屋根材の破損

それぞれについて、見ていきましょう。

 

色褪せ

色褪せは紫外線を浴び続けることで発生する症状で、当初の屋根の色がくすんだように変色して見えます。

見た目がよくないことはもちろん、撥水性も落ちていることから雨水が染み込みやすく雨漏りの原因にもなるでしょう。

色褪せは塗膜の劣化が始まった際に見られる代表的な症状であり、緊急性はありませんが、早期発見に努めることが大切です。

 

カビ、コケや藻の発生

屋根にはカビやコケ、藻が発生することもあります。

それらは色褪せと異なり、悪臭を放つほか、虫を寄せ付ける原因ともなるため早期の対処が肝心です。また、野地板と呼ばれる屋根の下地材が腐食する要因ともなります。

高圧洗浄で除去できる可能性もあるため、洗浄しても落とせない場合に塗装を検討するようにしましょう。

 

ひび割れ

ひび割れは、水分を含んだ屋根材が膨張と収縮を借り返すことで発生し、雨漏りや錆びの原因となります。

ひび割れはちょっとした割れであっても、室内に雨水が侵入してしまうケースもあることから早めに対処することが大切です。

 

チョーキング

塗料が劣化することで、チョーキング(白亜化)と呼ばれる状態が発生することがあります。

チョーキングや剥がれが発生してきたら、それは塗膜の寿命が限りなく近づいている証拠であり、場合によっては他の場所にも支障が出ているかもしれません。

そのため、チョーキングが見られた場合は他の場所も含め、総合的にメンテナンスをすることが大切です。

 

屋根材の破損

屋根材の破損は、漆喰の劣化や瓦の破損、雨漏りなどを指します。

屋根材の破損が生じてしまうと、ほとんどの場合は塗り直しだけでは対処できないため、業者に見てもらったうえで屋根材の補修や交換を検討する必要があるでしょう。

 

塗り替え時のポイント

屋根の塗り替えといっても、ただ単純に塗り替えればいいという話ではなく、先にご紹介した各塗料の特徴を理解したうえで適切な手順で施工しなければなりません。

塗料には主に、次のような使用基準があります。

・塗布量(一定面積ごとにどの程度の塗料が必要か)
・インターバル(下塗り・中塗り・上塗りの各工程で塗料を乾かすのに必要な時間)

これらの基準が守られていない場合、仕上がりが綺麗にいかないだけでなく、耐久年数や本来の効果が発揮できない可能性が高くなるでしょう。

そのため、塗布し終わってから後悔することがないよう、信頼できる塗装業者を見つけたうえで作業に取り掛かることをおすすめします。

 

カバー工法や葺き替え工法も検討しよう

カバー工法

「塗り替えでは対処しきれないぐらい劣化が進んでいる」「できるだけながく保たせたい」といった場合、少々コストはかかりますがカバー工法がおすすめです。

カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根材を取り付ける手法のことを指し、一から屋根を取り付けるよりも費用を抑えられることに加え、外観と性能を新しく刷新できます。

また、解体費用や廃材処理費用が不要であることはもちろん、短期間で工事を終えられるのもメリットといえるでしょう。

その一方で、屋根の下に湿気が溜まるのを防ぐために換気口を設置する必要があることから、換気のための工事費用が別途必要となる点に注意が必要です。

対する「葺き替え工法」は、野地板や防水シートまで劣化が進行している状態(カバー工法では対応しきれない)のときに、既存の屋根を取り外して新しい屋根材を設置する方法を指します。

屋根材を一から作り直すため、見た目が綺麗になるのはもちろんのこと、耐久性も兼ね備えています。

デメリットとしては塗装やカバー工法に比べると工事期間が長くなることに加え、それ相応の金額が必要です。

また、既存の屋根材を剝がしてから新しい屋根を設置するまでの間は雨などに濡れないよう気を付けなければなりません。

屋根の解体や廃棄にも別途費用がかかるので、前もって確認するようにしましょう。

 

屋根の塗り替えは春がおすすめ

桜

屋根塗装をする際は、施工時期にも気を配ることが大切です。

というのも、施工時期を誤ってしまうと耐久年数に影響が出るほか、仕上がりが思うようにいかない可能性が高まります。

施工時期としては比較的気温が安定しており、湿度もそれほど高くない春がおすすめです。(寒冷地の場合は初夏など、気温を見て検討するようにしましょう)

また、梅雨や台風のシーズンは予定通り工事が進まない恐れがあるため、できれば避けることをおすすめします。

なお、真夏の施工は塗料が硬化しにくいことに加え、気泡が発生する恐れがあるので控えるようにしましょう。

 

屋根塗装の塗り替えはプロに頼もう

現場調査 挨拶

屋根塗装の塗り替え時期を素人が目視で判断するのは非常に難しいことから、必ず専門業者に屋根の状態を判断してもらうようにしてください。

さくら外壁塗装店は10,000件以上を超える外構工事の実績を誇り、施工はもちろんのことアフターフォローに至るまでしっかりと責任をもって作業にあたっています。

また、屋根の塗装についても豊富なノウハウを有しているだけでなく、徹底的なコスト管理・効率のいい広告宣伝手法を駆使することで極限価格の提供へ挑戦しています。

最長10年保証および無料10年目点検のWサービスも設けていますので、安心してまずは一度ご相談いただけますと幸いです。

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