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外壁塗装の塗り残しを見つけるポイントや対処法を徹底解説！

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外壁塗装の塗り残しを見つけるポイントや対処法を徹底解説！

お役立ち情報

2024年4月15日更新 2024年4月15日公開

外壁塗装工事をせっかく頼んだのに「もしかして塗り残しかな？」と感じる箇所を見つけた場合どうすれば良いでしょうか。

塗り残しに気づいたタイミングが、工事中、工事後の確認時、工事後しばらく経過してからなど、発見の時期により対処法も変わってきます。

もし塗り残しを見つけた場合どの様に業者に伝えればいい悩みますよね。

今回は、気になる塗り残しの対処法をご紹介します。

塗り残しはどうして起こる？塗り残しやすい場所について

プロの仕事であっても外壁塗装の塗り残しは意外と多いです。

塗り残しは確認のしにくい箇所が多くなるもの。業者と確認する際の参考のためにも塗り残しの多い箇所を確認しておきましょう。

エアコンの室外機の裏側

塗装がしにくいエアコンの室外機の裏側は、塗り残しの多い箇所です。

可能なら室外機を少し前に出すなど場所を移動させ、周辺のホース周りなども塗りますが、固定されて移動できない場合は、丁寧に刷毛などを使って塗装していきます。

ただ、室外機の取り外しや移動などは外壁塗装業者の専門外の作業になるため、養生をして行うことがほとんどでしょう。

そのため、細かな部分はどうしても塗り残しが生じることもあります。

打合せの際には、多少の塗り残しの可能性があるか確認をしておきましょう。

窓枠

窓枠は複雑な構造のものが多く、刷毛やスプレーで塗装することも多くあります。

そのためうっかり塗り忘れ・塗り残しが生じることが多い箇所です。

塗装工事中に気づいた際は、職人さんに窓枠はいつ頃塗るのか声をかけてコミュニケーションをとっておきましょう。

また、塗装が垂れてしまう「液だれ」もよく見られる事象なので、確認しておきましょう。

ガス管などの周辺・裏側

ガス管や水道メーターの周辺も塗り残しの生じやすい箇所になります。

養生をして細かな部分は最後に行う業者が多いため、こちらも作業中に塗り残しがないか最終確認の際にもよくチェックしておきましょう。

軒天

「軒天」（のきてん）とは、外壁から迫り出している屋根の裏側のことを言います。

覗かなければ見えないため、施工業者も依頼者も塗り残しを見落としやすい箇所です。

雨樋の裏側

雨樋の裏側も塗り残しが多い箇所です。

相談や契約の際には、確認の意味も込めて雨樋も塗装してほしい旨を伝えておくと良いでしょう。

足場の柱周辺

意外と塗り残しが多い箇所が、外壁塗装の際に建てた足場を設置した周辺です。

最終確認の際に足場を付けたまま確認する際は、依頼主がよく注意して足場付近を確認しておきましょう。

塗り残しを発見した場合の対処方法

依頼主が外壁塗装の塗り残しを見つけた場合、どのように対処するのがベストなのでしょうか。

塗り残しを見つけたタイミングごとの対処法を見ていきましょう。

外壁塗装工事中の場合

外壁塗装工事中に塗り残しを見つけた場合、細かな箇所のため作業を後回しにしているなど塗り残しでない可能性もあるため、「この部分はいつ頃塗るのでしょうか。」など業者に声をかけるのが良いかもしれません。

また、塗装が全て終了し片付けなどをしている際も同様です。

きちんとした返答や対応をしてもらえなかった場合は、契約業者へすぐに直接連絡し対応を聞いておきましょう。

外壁塗装工事が終了後、業者との確認中の場合

外壁塗装工事後、業者との確認をする際に塗り残しに気づいた場合は、遠慮せずその場ですぐに「塗り残しでは？」と伝えることが大切です。

業者によっては確認後の報告では対応をしてもらえない場合も。

トラブルを回避するためにも、先ほどご紹介した塗り残しが多い箇所に重点を置き、ご自身の目でもしっかり確認しましょう。

工事後、しばらく経過してからの場合

外壁塗装工事後、しばらく日にちが経ってから塗り残しに気づいた際は、まず契約書や作業工程書などで塗装工事の契約をした箇所であるのかどうかを確認しましょう。

塗り忘れとわかった場合、またはわからなかった場合でも、その後施工業者に連絡をします。

その際は、クレームではなく「塗り残しかどうかわからないが、塗っていない箇所がある」と穏便かつ、トラブルにならないように相談を持ち掛けることをおすすめします。

塗り残しを放置するリスクとは

多くの外壁塗装業者は、ボルトのねじ部分まで丁寧に塗りこみ、乾燥させ、重ね塗りを行います。

さらにその後は、塗り残しがないか細かな部分までしっかり確認をしています。

それでも、人が行う作業のため塗り残しが起こってしまうことも。

外壁塗装の塗り残しを発見しそのまま放置した場合、以下のリスクが考えられます。

・新規に塗装した部分との差がはっきりとわかり美観を損ねる
・ひび割れなどトラブルが発生しやすくなり、塗装した部分へも広がる
・劣化しやすくなり、カビや汚れが発生する

塗り残しを見つけた際は、放置することなく業者に相談しましょう。

また、対応をしてもらえることになった場合、その費用は依頼主負担なのか業者負担なのかもはっきりと聞いておくことが大切です。

塗り残しを防ぐために事前にできることは？

せっかく外壁塗装をしたのに、塗り残しがあると残念ですよね。

塗り遺しを防ぐために事前にできることとはどのようなことでしょうか。

見積もり時に外壁塗装の箇所を確認

外壁塗装工事の相談や見積もり、契約時に実際の塗装箇所をしっかり確認しておきましょう。

着工の前に自宅の外壁を業者と依頼主が一緒に確認しながら、塗装箇所を決めるはずです。

その際は依頼主も塗装工事をする箇所の確認を業者だけに任せず認識の共有と記録をしておきましょう。

できれば毎日、工事報告書を書いてもらう

業者に工事報告書を毎日書いてもらい確認すると進捗がわかり、塗り残しもその都度確認できるでしょう。

対応してもらえない場合は第三者機関に相談も

もしも塗り残しの申し出に対応をしてもらえなかった場合は、どうしたらよいのでしょうか。

明らかな契約違反や塗り残しであるのに対応してもらえない、業者が塗り残しを認めない、そんな時は第三者機関への相談をおすすめします。

下記の専門の住宅関連問題窓口や消費者センターへ相談してみましょう。

国土交通大臣指定の住宅関連問題窓口「住まいるダイヤル」（一級建築士が対応）
消費者センター（地方公共団体が設置する行政機関）

まとめ

外壁塗装工事の塗り残しの発生しやすい箇所、塗り残しがないように事前にできること、そして塗り残しがあった場合の対応についてご紹介しました。

せっかくお金をかけて住宅をきれいにするのですから、気持ちよく工事を完了させたいものです。

事前にできる対策をとり業者に任せきりにならないよう、ご自身の目でも確認が大切です。